畑恵 ブログ

畑恵のブログです

田臥勇太氏対談~日本人初NBA選手に学ぶ真のレジリエンス〈後編〉

(前略)

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人生100%バスケに捧げる。
それを貫かないのは
バスケに失礼だから

畑:でも田臥選手って、そうした記憶のすべてが鮮明に残るわけですから、大変ですよね。

田臥:そうですね。いつもバスケのことばっかり考えてます、人よりもずっと。大変ですよね(笑)

畑:それだと死んじゃいそうなので、バスケから離れて気分転換されることはないんですか?

田臥:ずっと考えていることは大変ですが、苦ではないんです。逆に考えていられることが、ありがたい。特に40歳になって現役でバスケができていると、考えていられることが本当にありがたくて、長く続けるとこうやって見えてくる世界があることも学びでした。

畑:8歳でバスケを始めた時に、「これでずっと生きて行こう」と確固たる思いで決意されたわけですから、他のことが入りようもないですね。

田臥:正直言って、入れるつもりもありませんでした(笑)。自分で決めたことには頑固だと思います。

畑:お話を伺ってると、何でも受け入れてくれて、穏やかに誠実に答えていただけるんですが、何かまったく揺らがないというか・・・

田臥:はい、そういう部分はすごくあると思います。チームメイトからは変態扱いされています(笑)。それも全然気にしませんし、それでいいと思ってます。それを貫かないとバスケに対しても失礼というか、それだけ情熱をもって向き合っていたいと思ってやってきています。

畑:引退は考えてらっしゃるんですか?

田臥:やはり歳を重ねると、そういうことになると思います。

畑:田臥選手のお話を伺っていると、現役選手であることと、そうでないことの違いがあまり無さそうな気がします。精神世界とか、人間のあり方とか、きっとこの人は違わないのだろうなと。

田臥:バスケくらい情熱を注げる、楽しいものを見つけられればいいなと漠然と思います。

畑:「見つけたい」と思いますか?

田臥:「見つけたい」という意識よりは、現役をどれだけ長く続けられるかの方に行ってしまいますね。

(後略)

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五輪選手たちが放つ「レジリエンス」という光明

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東京五輪まで、いよいよ一週間。

本来なら、東日本大震災から復興を果たした日本の「レジリエンス(復活力)」を、世界に示す祭典となるはずだった大会は、コロナ禍という試練の中、開催目前に緊急事態宣言が発出され無観客となり、ある意味オリンピック史上特筆される大会となってしまった。

開催の3ヶ月延期をずっと主張してきた自分としては
https://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12678785885.htmlameblo.jp
ワクチン接種も中途半端なら、通常開催できないビハインドを補うためのデジタル活用といった創意工夫もないという、最悪な状況での五輪突入を結果的に招いてしまった現政権の洞察力、戦略性、決断力、責任感の希薄さに嘆息するとともに、このような日本人を育ててしまった、わが国の教育の誤りを痛感するばかりだ。

国家の運営に携わる人間が、まともな状況分析や推測一つできず、基本的な判断や初歩的な交渉一つすることもなく、知恵もなく工夫もなく、ただただ場当たりその場しのぎを繰り返しながら、空々しさの極みとも言える「安心安全」という標語を恥ずかしげもなく連呼し、庶民に無為な我慢を長々と強い、その挙句に次世代への借金を膨れ上がらせながら、人々の暮らしを干上がらせ続けている。

こんな人間たちに、自分たちの生活や将来を託さねばならないなんて、絶対に間違っている。

そう、日本の教育、特に偏差値という単一な評価軸で人間の価値を測るようなこの国の学校教育は、明らかに大きな過ちを犯してきた。

その因果の結末が、一週間後の東京五輪という訳だ。

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しかし、そんな厳しい状況下でも出場選手たちは、ただひたむきに競技と向き合い自己研鑽を重ね、来るべき瞬間を粛々と待っている。

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(後略)


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「主体性」という特効薬

(前略)

幹部人事権という最も重要な権限を官邸に掌握(=内閣人事局に一元化)され、主体的な業務の遂行が制限されて以来、霞ヶ関の士気やパフォーマンスの落ち込み、一部官僚たちの責任感や矜持の低下は著しく、この間に日本は多くの分野で国際的競争力を失い、国民の安全・安心な暮らしすらまともに維持できなくなりつつある。


日本の元凶と言える「主体性の欠如」。

それは、国の中枢を担う者だけを責めて解決する問題ではなく、日本国民全員が問われるべき課題だ。

どのように改善をはかれば良いのか、それは突き詰めれば「教育」の問題となる。

少なくともコロナは市井に生きる私たち一人ひとりが、マスクなどで飛沫感染を防ぎ、こまめに手洗い・消毒を行うなど主体性をもって予防に取り組めば、必ず乗り越えられる。

しかしそれができないから、不条理で悲劇的な一律活動停止を余儀なくされ、人々の暮らしや国の未来が加速度的に危機に晒されて行く。


実はこの構図が当てはまるのは、日本だけではなく、コロナ対策だけでもない。

危機に瀕する地球環境、世界平和、経済格差など、すべての課題が同様の本質的な問題を抱えている。

人類一人ひとりに「主体性」を涵養することこそが世界的課題克服への特効薬であり、すべての危機を乗り越える上での万能薬でもあるのだ。


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新たに誓う、10年目の3.11

(前略)

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そうした支援活動の中でも殊の外思い出深いのが、中等部が事故発生2ヶ月後に福島原子力発電所の作業員の皆さんのために作成した「メッセージ手拭い」だ。

当時、福島原発で働く作業員の方々が高い放射線量の中で過酷な作業にあたって下さっていることは連日報道されていた。

ただ、事故を起こした東京電力に対する世論は厳しく、その発電所に対して支援を行う、感謝を伝えることができるという発想が、私を含め大人には無かった。

そうした中、中等部生たちは自分たちならではの支援とは何かを話し合った結果、被災地で自分たちの生活を守るため、最前線で戦ってくれている福島第一原発の作業員の皆さんへ、感謝と励ましのメッセージを届けることを決めた。

さらに、どういう形でメッセージを伝えるかを話し合うと、作業を行なっている発電所内はとても暑いことをニュースで知っていた生徒たちから、

「首にかけたり汗を拭いたり、何にでも使えて、使い終わったら捨てられるタオルにメッセージを書いて送ったらどうだろう。」

「いや、タオルだと(メッセージを)書きにくいし、作業中もかさばって邪魔になるといけない。手ぬぐいだったら畳んでポケットにも入れられていいんじゃないか。」

という意見が出され、結果、日本伝統のさらしの白手ぬぐいにメッセージを書いて送ることになった。

中等部生の発案による、中等部生にしかできない支援活動「メッセージ手拭い」は、こうして生まれた。

5月半ばには、生徒会の呼びかけで生徒と教職員全員がひとり1本のメッセージ手ぬぐい493枚を作成、東京電力栃木支社を経由し、6月上旬には福島原発へ届けることができた。

実は、中等部から福島原発にメッセージ手拭いを届けたいと伝えられた時、正直、世論を鑑みて東京電力サイドが受け取らないのではと考えていた。

ところが実際に東電の栃木支社へ問い合わせてみると「喜んで頂戴します。本当に有り難い。」という感謝の言葉がすぐに返ってきて、自分が随分と先入観に毒されていることを痛感し深く反省したものだった。

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それからしばらくして、思いがけない手紙が福島原子力発電所から中等部宛に届いた。

添えられた写真には、命を賭して現場の指揮にあたられた故・吉田昌郎所長や、防護服姿の作業員の皆さんが原子力施設を背景に手拭いを広げて下さっている姿が。

生徒たちの手拭いの制作過程を撮影したスナップ写真や記念写真を貼った大型の絵手紙も、作業員休憩所の壁に掲示して下さっていたそうで、

「皆さんのメッセージの前で、私たちは身支度を整え、その前を通り、各持ち場に散って行きます。」

と温かい感謝の言葉が綴られていた。

(後略)

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金メダリスト・萩野公介が語る「君子不器」

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(画像:アフロスポーツ)

「君子不器(君子は器にあらず)」。

論語』に記されたこの言葉の如く、トップアスリートとは単に運動能力に長けた器具ではなく、自らの意志を持って行動し社会を正す存在であることを、世に示しているのは大坂なおみ選手ばかりではない。

リオ五輪金メダリストの萩野公介選手も、その一人だ。

萩野選手は東京五輪組織委員会森喜朗前会長による一連の発言について、音声配信サービスを通じて次のようなメッセージを発信した。

僕は今回の発言を女性蔑視だととらえるし、そういう発言をする思考回路に行き着くことが信じられない。

アスリートの1人として、非常に残念。

森発言をめぐっては、日本が五輪開催国としての適性を世界から疑われかねないほど由々しき事態であったにもかかわらず、国内のアスリート、特に現役のトップアスリートからの発言は、あまり聞こえて来なかった。

それだけ森前会長のスポーツ界への影響力が絶大であるとともに、こうした事態に遭遇した時に良心に照らして行動することを良しとせず、大勢に従って沈黙を守ることを旨とする、厳然たる「常識」が、この国にはいまだ蔓延っているからだ。

にもかかわらず、萩野選手は発言した。

しかも、きわめてクリアに。

その背景には、彼が抱くスポーツへの熱い想いがあった。

スポーツの「価値」について、萩野選手は次のように話している。

いま東京大会がコロナによって揺れ動いているが、アスリートが一番スポーツの価値を考えて行かなくてはいけないと思っている。

ただ速く泳ぐだけ、ただ速く走るだけ、ただ競技がうまいだけでは、スポーツの価値は今後高まって行かないと思う。

アスリートである前に一人の人間であり、何が良いことで何が悪いことなのか、たくさん考えて、そういう話をすることが大事で、以前よりも求められていると思う。

(後略)

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