2016-01-01から1年間の記事一覧
年の瀬も押し詰まり、作新学院では建設中の「アカデミア・ラボ」の足場がはずされ、その全容がようやく見えるようになりました。滑らかなガラスの曲線とリズミカルなルーバーが描く軽やかな躯体が、天空と一体になって伸びやかに羽を広げている姿は壮観で、…
長年の念願が叶い、京都・太秦の広隆寺に安置されている聖徳太子像を年に一度だけ拝観できる、聖徳太子御火焚祭(おひたきさい)を訪れることができました。この太子像には、歴代天皇がご即位の大礼に着用された黄櫨染御袍(こうろぜんごほう)の御束帯が即…
英国のEU離脱、米国大統領選でのトランプ氏勝利に続き、EU再建を提唱し改革を進めてきたイタリア レンツィ首相が憲法改正を問う国民投票で敗北、辞意を表明しました。オーストリアでの大統領選はリベラル派が極右政党に僅差で勝利したものの、反EU・反移民を…
東京青山にある神宮外苑のイチョウ並木が、いま見頃を迎えています。水不足だった今年は、紅葉よりも黄葉の方がどこも鮮やかな気がしますが、今秋の外苑イチョウ並木の美しさは格別!青山通りから絵画館前まで約300mの参道の左右に植えられた146本のイチョウ…
今夏、作新学院が頂戴した御神徳への御礼詣のため、錦秋の瀬戸内路を巡ってきました。厳島神社がある安芸の宮島の紅葉はとても早く例年11月半ば前には見頃を迎えます。ただ今年は11月になっても夏日を記録するという異常気象。訪れた11月9日には色づきなど…
To build may have to be the slow and laborious task of years. To destroy can be the thoughtless act of a single day. (築き上げることは、多年の長く骨の折れる仕事である。 破壊することは、たった一日の思慮なき行為で足る。) 英国の首相でありノ…
11月10日、今夏のリオ五輪で金・銀・銅3つのメダルを獲得した萩野公介選手が、中学・高校と6年間を過ごした作新学院に凱旋帰校してくれました。当日は、6000名を超える人々に迎えられた小山市でのパレードなど朝からハードな日程をこなしてから母校に到着し…
10月22、23日と日光二荒山神社 中宮祠への御礼詣のため、錦秋の中禅寺湖畔を訪れました。今年になって中禅寺湖への訪問は、既に3度目となります。以前、ブログでも紹介しました英国&イタリア大使館別荘の公開を機に訪れたのがきっかけでしたが、それ以来貴…
“10月20日開催されたドラフト会議。今夏の甲子園優勝投手である作新学院高等学校3年 今井達也が西武ライオンズから1位指名をいただきました。また今ドラフトでは、4年前に春夏連続で作新が甲子園出場した際の主将で、現在早稲田大学野球部の主将を務める石…
迫害されたユダヤ難民にビザを発給し、6000名以上の命を救った外交官・杉原千畝。その“命のビザ”発給をめぐるストーリーを、史実そのままに再現したオペラ「人道の桜」が、来年3月東京で再演されることとなりました。杉原千畝に関しては昨年、戦後70周年を記…
この夏、甲子園で作新学院を54年ぶりの全国優勝に導いた小針崇宏監督へのインタビュー、その後篇です。33歳の若さで甲子園優勝を果たした小針監督は、実は私が作新学院に着任して初めて送り出した卒業生でもあります。小針監督自身、高校2年生の時に春…
今夏、33歳の若さにして甲子園優勝を果たし、栃木県に54年ぶり深紅の大優勝旗を奪還した作新学院硬式野球部 小針崇宏監督は、同校の卒業生でもあります。自身も2000年の春、2年生ながらチームの主力選手として甲子園に出場。その一方、学業でも常にトップク…
来春オープンを迎える「作新 アカデミア・ラボ」。そのファサードの曲線がまだ鉄骨ながら、国道からも臨めるようになってきました。「アカデミア・ラボって何をする施設ですか?」、そんなご質問をよく受けます。「真に豊かな地球の未来を創造する“知と生命(…
「甲子園球場には、神が舞い降りる。」史上最高とも称される投手 江川卓さんが残した言葉です。ちなみにご本人に確認したところ、神が舞い降りるのは高校野球全国大会の期間中だけで、プロ野球の際には降臨しないそうです。6夏連続で甲子園に(作新学院が)…
「信念、執念、信頼の絆」―人生を生き抜く上で欠かせない3つの“S”として、常日頃子どもたちに話して聞かせる言葉です。今夏のリオ五輪と甲子園で、作新学院にダブル金メダルをもたらしてくれた卒業生の萩野公介選手と硬式野球部の選手たちを見ていると、こ…
「深紅の大優勝旗」―夏の甲子園の優勝旗はそう呼ばれます。甲子園に関わる者にとってその存在は、言わば“御神体”であり、直視することも触れることも憚られる特別のオーラを放っています。ちなみに、春の優勝旗は「紫紺の大優勝旗」。夏は優勝旗しかありませ…
「リオで金、甲子園でも金!」 そう宣言して始まった2016年夏、作新学院の夢は現実となりました。猛暑の最中、長期間にわたり沢山のご声援を頂戴した皆様に心より御礼申し上げます。7月の終わり、宇都宮の空に現れた「鳳凰」と「黒龍」の彩雲。その瑞兆は今…
(前略)天文好きの夫から送られてきた写メをみたところ、なんとその雲の左には七色の鳳凰が、右には降臨する龍の姿が見られました。(後略)全文はこちらをご覧ください。 萩野公介 五輪初金メダル獲得!|畑恵オフィシャルブログ ブログランキングに参加し…
文部科学省が2020年度から、小学校におけるコンピューターのプログラミング教育を必修化する方針です。この方針は、政府の産業競争力会議で示された新成長戦略にも盛り込まれました。スマホやSNSが日常生活の欠かせぬ一部となり、生活のあらゆるモノがインタ…
多くの竿で巨大な船体を見事に操りながら御座船が廻り始めると、会場の喝采と熱気はピークに達します。係留されている江波の船から指一本分も離れていないギリギリのラインを見極めながら、華麗に三度船体が枡形を廻り終える頃、時刻は既に日付変更線を越え…
バングラデシュの首都ダッカでのテロ襲撃事件が、日本からの国際協力や支援活動の今後に深い影を落としている中、勇気づけられるニュースがアフリカから届きました。作新学院の「アフリカ一万足プロジェクト」により回収され、カメルーンに送られた運動靴11,…
一週間後に投票日を控えた第24回参議院選挙。国民の関心は、きわめて低調です。それもそのはず、建設的な「政策論争」が行われるような争点が、今回の選挙では、まったくと言っていいほど見当たらないからです。最も重要でかつ国民の関心も高い、税制や社会…
英国が国民投票で決定した、EUからの「離脱」という選択。世界を駆け巡った“激震”は、今も欧州のみならず世界中の人々を、混沌と不安の渦に巻き込み揺れ続けています。金融や経済そして安全保障に至る、これまでの世界秩序。自由や人権、民主主義や多様性…
(前略)この大使館別荘は昭和3年に建てられ、平成9年まで歴代の大使が使用していました。その最大の特徴は、檜皮葺ならぬ「杉皮葺」。それも屋根だけでなく、屋内外の壁から天井など、至る所が意匠を凝らした杉皮と竹で葺かれています。全文はこちらから…
欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票を、今、世界が固唾を呑んで見守っています。英国が離脱した場合、ポンドやユーロの下落など金融市場の混乱を引き金にその影響は計り知れず、グローバル経済に大きな衝撃を与える可能性があるからです。…
消費増引上げの再延期が安倍総理から表明された6月1日、第190通常国会は閉幕してしまった。今国会で、政府が新たに提出した法案の成立はわずか50本。戦後4番目の少なさだ。TPP承認案や雇用の規制改革を含む労働基準法改正案など、成長戦略・構造改革の要とな…
(前略)このままでは国民も企業も、将来に対する不安がより一層増幅し、消費は落ち込み景気は低迷して、やがて経済も財政も破綻してしまいます。サプライズ頼みの金融緩和や、カンフル剤のような財政出動を繰り返して目先の成長率を押し上げても、実体経済…
(前略)米国でも、欧州でも、アジアでも、こうした暴言・妄言を吐く人物が大衆から大きな支持を集め、民主的な選挙手続きを経て政治のトップへと上り詰め、今まさに社会を動かそうとしています。 燎原に放たれた火の如く、今この瞬間も全世界に広がりつつあ…
熊本地震で、2度目の震度7を観測した「本震」に襲われてから一ヶ月。余震は今も続いています。震度1以上の地震は16日時点で1440回を超え、自宅の倒壊や余震への不安などから、熊本県内の避難者は1万434人。当初の18万人からすれば減ってはいるものの、依然…
4月27日、天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれました。昨年より6日、例年と比べ1週間から10日ほど遅いせいか、御苑の花々や樹々の緑も、春から初夏へと彩りが移りつつありました。雅楽が奏上されている御池でも、杜若(かき…