畑恵 ブログ

畑恵のブログです

満開の桜のもと~入学式に憶う

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新園児たちを満開の桜とともに迎え、昨日、作新学院すべての設置校で入学式を無事に終えることができました。

作新に奉職してもう20年になりますが、4月4日の高校入学式から13日の幼稚園入園式まで、幼・小・中・高・大5つの設置校すべてで、新入生を満開の桜のもと迎えられたのは、今年が初めてです。


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この間に始業式も行われましたので、都合6回の式典がいずれも桜色の寿ぎに包まれ、平成から令和への御代替わりに相応しい新学期となりました。


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そうした中でも、4月10日の小学部入学式はとりわけ印象に残っています。

この日は朝から凍える寒さで、桜も薄っすら雪化粧という一日となりました。


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天気予報でも、以前からこの日だけは寒波が到来し雨模様と伝えられていましたので、入学式でこの天気について子どもたちにどう説明しようか、随分と頭を悩ませました。

と言いますのも、作新学院の小学部と中等部はキリスト教の“愛の精神”を教育の礎にしていますので、式典は神への「祈り」から始まります。

ハレの日である入学式に、今日の天気を与えられた“神の愛”を、どうしたら小学校に上がり立ての子どもたちに理解させることができるのか・・・

これは、なかなかの難問でありました。


(後略)


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作新学院ホームページ リニューアルのお知らせ

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平成から令和へー新たな時代を迎える新学期が、作新学院でも今日からスタートしました。

“御代替わり”に先立ち、作新では学院ホームページを全面リニューアルしました。
https://www.sakushin.ac.jp/

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遅ればせながら、スマートフォン専用ページも作成しましたので、よろしければアクセスいただけると幸いです。

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ただ何分、リニューアルして日も浅く、日々改善といった状況でありますため、お気付きのことなどございましたら、ご指摘いただけますと大変有り難いです。

またこれを機に、理事長としての挨拶文も以下の通り一新しましたので、合わせてご笑覧いただけますと幸甚です。


《ご挨拶》

作新学院では、明治初頭の創立当初から「自学自習」を教育の第一に掲げ、自律的な人材の育成を実践してきました。

「地図をいくら調べても、自ら歩き出さない限り目的地には着かない」という仏教の教えにもある通り、未来という大海原を越えて、幸福という目的地を目指す人生の旅は、自らの意思で歩き出さなければ、どこにもたどり着きません。

未来は与えられるものではなく、自ら切り拓くもの。

何を為すために、何を学ぶか。自ら思考し、深く学ぶ。

こうした未来志向のフロンティア精神こそが、作新学院の基本理念です。


では、未来を切り拓くため必要なチカラとは何でしょうか。


(後略)

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学術の樹

今、日本の「学術の樹」が倒れようとしている。
 
学術とは、研究成果という製品を作り出す機械ではない。
 
アカデミアとは、企業や国家が必要とする人材を製造・供給する工場ではない。
 
「学術」、それは大きな樹木のような“生命体”である。
 
だから、一定の環境が維持されて初めてその生命は繋がれ、成長し、研究成果や人財という果実をもたらす。
 
だがしかし、今、「学術の樹」が立つ大地のほとんどは、水が枯れ土が痩せ荒れ果てている。


(後略)


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旅立ちの時

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作新学院の“旅立ちの時”は、毎年3月1日の高校卒業式から始まります。
 
夜来の雨も上がり、雲間から降り注ぐ春の陽が辺りを優しく包む中、今年も無事、1244名の生徒たちが学院の学舎から巣立って行きました。
 
3月1日は教育に携わる者にとって、とてもめでたく晴れがましい日であると同時に、何より淋しくつらい日でもあります。
 
以前は、卒業式が近づくにつれ際限なく落ち込んでしまい、鬱状態になって寝込んでしまうこともありましたが、この頃はさすがに脳がそうなる前に生徒たちとの思い出が蘇るのをシャットアウトしてくれるようで、なんとか心身を損なうことなく、この日を迎えることができるようになりました。
 
それでも、冬が来てこの日が近づくにつれ、段々と溜息の数が増え、気持ちが塞いで行きます。
 
今年度は、科学技術政策関連の仕事で昨秋から忙殺されていたお陰で、いつのまにかという感じで3月1日を迎えることができ本当にラッキーでした。
 
式典では、戦争が無かった「平成」という時代の最後を飾る卒業生への餞(はなむけ)の言葉として、「信頼」の二文字を贈りました。
 
あまりに平凡過ぎる言葉かもしれませんが、この世のあらゆる営みの根幹を成すのが「信頼」です。
 
それが今、世界中で揺らいでいることが、ポピュリズムの台頭や各地での分断・紛争を生み、世界経済にも大きな影を落としています。
 
英国の劇作家、政治家、教育家でノーベル文学賞受賞者でもあるジョージ・バーナード・ショーは、信頼について次のような名言を残しています。
 
The liar’s punishment is, not in the  
least that he is not believed, but that
he cannot believe anyone else.

嘘つきの受ける罰は人が信じてくれないというだけのことではなく、
ほかの誰をも信じられなくなる、ということである
 

(後略)

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AI時代を生きる君たちへ〜平成最後の卒業式を前に

AI時代を生きる君たちへ〜平成最後の卒業式を前に

「平成」が終わり、新たな時代が幕を開けようとしています。



ポスト平成は、単に元号が変わるだけでなく、様々な"技術革新"によって私たちの暮らしや仕事が大きく変貌し、世の中のシステムや常識が大変革を迫られる時代になると予想されています。



【技術革新で実現する夢の近未来】



例えば「AI(人工知能)」。



その発達によって、これまで人間がおこなっていたことの多くをAIが代行してくれる時代がやって来ます。



AIは大量のデータを短時間で処理できるため、人間の脳の構造をモデルにした「ディープラーニング(深層学習)」を重ねることにより急速に賢くなって、やがて人間よりよほど正確で効率良く仕事をしてくれる分野が広がって行くことでしょう。



もう既に、神経の働きをシミュレーションしたニューロコンピューターによって、脳内の神経細胞の働きは一部が再現可能となっていて、20年以内にはコンピューター内のニューロン(脳の神経細胞)の数は人間の脳の数を超えることができ、コンピューターが意識を持つことが可能になると言われています。



Googleの研究者であるレイ・カーツワイル博士は、2045年にはAIの知性が人間の脳を超える「シンギュラリティ」が起きると予想しており、その時点で人類がAIを作る時代は終わり、AIがAI自身を改良し作り出す時代へと移行すると予測しています。



並行して通信の世界では、現在使われている「LTE」の1000倍の容量、100倍以上の通信速度が可能となる「5G」の時代が到来します。



大容量・超高速で情報が伝達され、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」社会が実現することにより、遠隔医療や遠隔教育、テレワークなどが可能となって、都市と地方の格差は縮まり、VR(バーチャルリアリティ)によって時空を超えた体験を楽しむことができるようになると期待されています。



生命科学の世界では、遺伝子を思い通りに改変できる「ゲノム編集」が発達して、病気や老化あるいは食糧難といった難題が解決されて行くかもしれません。



【技術革新は新たな難題ももたらす】



ただ、技術革新が進むことによって、世の中に良いことばかりが起きるわけではありません。



新しい技術やアイディアが生まれると、経済だけでなく社会の様々なバランスが変わって、勝者だけでなく敗者も生まれることになります。



誰かの問題を解決するということは、その一方で誰かの新たな問題を生み出すことでもあるのです。



例えば、運転手を必要としない「自動運転」。2025年には一般道路でも走行可能となる車が開発される見込みですが、このようにAIなどの科学技術が発達すれば、これまで人間が行なっていた仕事の多くが機械に取って代わられて行くことでしょう。



実際、野村総研と英オックスフォード大学の共同研究によれば、10〜20年後には日本の労働人口の49%、601の職業が、人工知能もしくはロボットで代替可能であるとされています。



また、機械が何でもやってくれ便利になればなるほど、人は脳や身体を動かす機会が減って、相対的に能力が退化して行くかもしれません。かく言う私自身、スマホを使って何でもググるようになってから、格段に記憶力が衰えたことを痛感しています。



あらゆる個人情報やインフラがインターネットにつながることにより、セキュリティやプライバシーが危機に晒されることも、ある程度覚悟しなければならないことになるでしょう。



遺伝子を自分の都合の良いように書き変えられるゲノム編集技術が発展すれば、容姿も頭脳も体力もあらかじめ人間が望むように受精卵の段階で操作してしまうデザイナーベイビーが、やがて出現するかもしれません。



欲望というアクセルを、理性というブレーキや知性というハンドルでしっかり操作できなければ、君たちの未来はやがて暴走しクラッシュを起こすかもしれないのです。





(後略)




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