京都・北野天満宮の絵馬処に掛かるこの奉納額。
「回文八重襷(やえだすき)」と読みます。
回文とは、上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる文章。
この「回文八重襷」はその名の通り、左側に漢字と仮名で三行ほど記されている連歌が、縦・横・斜めと襷掛けに回文となっている上、さらに格子状にも回文として成立しています。
算額も、高等数学をなんとも美しく粋いきに楽しんでいて心踊りましたが、この回文八重襷はその見事さが、私のような数学音痴にもすぐに分かるので感動ひとしおです!
それにしても、五七五で天満宮への奉納に相応しい歌を回文で詠むだけでも大変だと思うのに、それを三首、それぞれが縦・横・斜め襷掛けに回文となるよう作り上げた上に、意味あいとしても互いに呼応しめでたく穏やかな世界観を描き出すとは、どれだけ難しいことなのでしょう。
(後略)
全文はこちらをご覧ください。
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