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AI時代を生きる君たちへ〜平成最後の卒業式を前に

AI時代を生きる君たちへ〜平成最後の卒業式を前に

「平成」が終わり、新たな時代が幕を開けようとしています。



ポスト平成は、単に元号が変わるだけでなく、様々な"技術革新"によって私たちの暮らしや仕事が大きく変貌し、世の中のシステムや常識が大変革を迫られる時代になると予想されています。



【技術革新で実現する夢の近未来】



例えば「AI(人工知能)」。



その発達によって、これまで人間がおこなっていたことの多くをAIが代行してくれる時代がやって来ます。



AIは大量のデータを短時間で処理できるため、人間の脳の構造をモデルにした「ディープラーニング(深層学習)」を重ねることにより急速に賢くなって、やがて人間よりよほど正確で効率良く仕事をしてくれる分野が広がって行くことでしょう。



もう既に、神経の働きをシミュレーションしたニューロコンピューターによって、脳内の神経細胞の働きは一部が再現可能となっていて、20年以内にはコンピューター内のニューロン(脳の神経細胞)の数は人間の脳の数を超えることができ、コンピューターが意識を持つことが可能になると言われています。



Googleの研究者であるレイ・カーツワイル博士は、2045年にはAIの知性が人間の脳を超える「シンギュラリティ」が起きると予想しており、その時点で人類がAIを作る時代は終わり、AIがAI自身を改良し作り出す時代へと移行すると予測しています。



並行して通信の世界では、現在使われている「LTE」の1000倍の容量、100倍以上の通信速度が可能となる「5G」の時代が到来します。



大容量・超高速で情報が伝達され、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」社会が実現することにより、遠隔医療や遠隔教育、テレワークなどが可能となって、都市と地方の格差は縮まり、VR(バーチャルリアリティ)によって時空を超えた体験を楽しむことができるようになると期待されています。



生命科学の世界では、遺伝子を思い通りに改変できる「ゲノム編集」が発達して、病気や老化あるいは食糧難といった難題が解決されて行くかもしれません。



【技術革新は新たな難題ももたらす】



ただ、技術革新が進むことによって、世の中に良いことばかりが起きるわけではありません。



新しい技術やアイディアが生まれると、経済だけでなく社会の様々なバランスが変わって、勝者だけでなく敗者も生まれることになります。



誰かの問題を解決するということは、その一方で誰かの新たな問題を生み出すことでもあるのです。



例えば、運転手を必要としない「自動運転」。2025年には一般道路でも走行可能となる車が開発される見込みですが、このようにAIなどの科学技術が発達すれば、これまで人間が行なっていた仕事の多くが機械に取って代わられて行くことでしょう。



実際、野村総研と英オックスフォード大学の共同研究によれば、10〜20年後には日本の労働人口の49%、601の職業が、人工知能もしくはロボットで代替可能であるとされています。



また、機械が何でもやってくれ便利になればなるほど、人は脳や身体を動かす機会が減って、相対的に能力が退化して行くかもしれません。かく言う私自身、スマホを使って何でもググるようになってから、格段に記憶力が衰えたことを痛感しています。



あらゆる個人情報やインフラがインターネットにつながることにより、セキュリティやプライバシーが危機に晒されることも、ある程度覚悟しなければならないことになるでしょう。



遺伝子を自分の都合の良いように書き変えられるゲノム編集技術が発展すれば、容姿も頭脳も体力もあらかじめ人間が望むように受精卵の段階で操作してしまうデザイナーベイビーが、やがて出現するかもしれません。



欲望というアクセルを、理性というブレーキや知性というハンドルでしっかり操作できなければ、君たちの未来はやがて暴走しクラッシュを起こすかもしれないのです。





(後略)




全文はこちらをご覧下さい。


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