畑恵 ブログ

畑恵のブログです

学術の樹

今、日本の「学術の樹」が倒れようとしている。 学術とは、研究成果という製品を作り出す機械ではない。 アカデミアとは、企業や国家が必要とする人材を製造・供給する工場ではない。 「学術」、それは大きな樹木のような“生命体”である。 だから、一定の環…

旅立ちの時

作新学院の“旅立ちの時”は、毎年3月1日の高校卒業式から始まります。 夜来の雨も上がり、雲間から降り注ぐ春の陽が辺りを優しく包む中、今年も無事、1244名の生徒たちが学院の学舎から巣立って行きました。 3月1日は教育に携わる者にとって、とてもめでたく…

AI時代を生きる君たちへ〜平成最後の卒業式を前に

「平成」が終わり、新たな時代が幕を開けようとしています。 ポスト平成は、単に元号が変わるだけでなく、様々な"技術革新"によって私たちの暮らしや仕事が大きく変貌し、世の中のシステムや常識が大変革を迫られる時代になると予想されています。 【技術革…

柴犬 ときはるが行く〜(祝) 作新オリジナル「ランチパック」発売

明けましておめでとうございます!時晴(ときはる)です。 1月7日、七種ななくさはボクの誕生日。 今日で満2歳になりました! って言うわりには、なんかこの写真、ボクにフォーカス合ってないんじゃない? そう、ママが撮影してるのはコレ! 作新学院のオリジ…

恭賀新年

あけましておめでとうございます。平成の締めくくりとなる年の始め、皆様どのようにお迎えでしょうか。 我が家は例年通り、年明けは伊勢神宮への初詣でスタートしました。 御代替わりの伊勢神宮は、穏やかな天候にも恵まれ多くの初詣客で賑わう一方、即位式…

1000億円規模「ムーンショット型研究」に思う~政府予算原案内示

【来年度予算原案が内示】 先日、2019年度予算原案が財務省から各省庁に内示されました。 科学技術関係予算で主だったところを見ると、2004年から1400億円以上(約12%)削減されて来た国立大学運営費交付金は、前年度と同額の1兆971億円。 科学研究助成事業(科…

本庶佑先生を迎えて~「科学技術基本問題小委員会」がスタート

(前略) 迎えたご出講当日、いつも快刀乱麻を断つ如く論旨明快に本質へ切り込む本庶先生、その講演は、本小委員会の結論とでもいうべき内容がすべて言い尽くされている、実に見事なプレゼンテーションでした。 寸暇を惜しむ忙しさの中、本庶先生が今回の講…

「有志竟成」に誓う

ノーベル賞を受賞されたお祝いを申し上げに、先週、本庶佑先生を京都大学の研究室にお訪ねしました。 レンガ造りの研究棟は日常の静けさを取り戻していたものの、本庶先生への取材目的での訪問者に対する注意書きの看板が未だそこここに立つ様子には、この半…

本庶先生からの手紙 ~“有志竟成”と6つのC

(前略)本庶先生の偉大さを認識していれば、とても畏れ多くてサインを求めることなど天地が逆さまになってもできるものではありません。しかし、そこが若者ならではの「怖いもの知らず」が成せる技。恥ずかしさと情けなさで、この時はこのまま消えてしまい…

祝・本庶佑先生ノーベル賞受賞!

京都大学特別教授の本庶佑先生が、遂にノーベル生理学・医学賞を受賞されました! 本庶先生は、私が国会議員時代から科学技術政策についてずっとご指導をいただいている恩師であり、元京都大学総長の井村裕夫先生、iPS研究所長の山中伸弥先生とともに最も敬…

山中伸弥教授 トークセッション(前編)

(前略)「人類を幸福に導くため科学技術はいかにあるべきか?」 そんな些(いささ)か壮大過ぎるテーマを議論するため、導入として使用するパワーポイントまで用意していたのですが、山中先生の講演を拝聴しているうち、気持ちが変化して行きました。 大テー…

天災に学ぶ

(前略)7月初めの西日本豪雨でも、集まった義援金の送り先について生徒たち自身が議論し、日本赤十字社に全額を託してしまうのではなく、特定の被災地にもお届けして、お互いに"顔の見える支援"をさせて頂きたいという意見をまとめました。そして支援させて…

山中伸弥教授 記念講演サマリー

京都大学 iPS研究所所長の山中伸弥教授を講師にお迎えし、綱町三井倶楽部で開催された「ビジョン・デザイン・セミナー」。この政策研究会を主催させていただいてから、もう24年の月日が経つわけですが、議員バッジの有る無しにかかわらず、ここまで支え続け…

ボクシング部 完全優勝

岐阜市で開催されていた全国高校総体(インターハイ)で、20年ぶりに作新学院が優勝を果たしました。 個人では、ライトフライ級で堀川龍選手が優勝。 バンタム級とライトウェルター級で、根本元太選手、森本浩選手が準優勝。 さらに、NHK杯、文部科学省杯、ボ…

第100回甲子園大会 出場決定

お陰様で栃木県大会8連覇を果たし、作新学院の第100回甲子園大会出場が決まりました。 県内はもちろん、全国からも温かく情熱的な応援メッセージを数多くいただき、本当にありがとうございました! 今年は記念すべき第100回大会ということで、様々なマスメデ…

議員の本懐を問う

未曾有の財政赤字を抱えながら、超・少子高齢化に突入しているわが国で、参議院の定数を6増やす改正公職選挙法が18日、成立してしまった。人口減少に伴い、地方でも議員定数の削減が実行されているこのご時世に、なぜ時代に逆行し国会議員を増やすのか。一…

柴犬、時晴(ときはる)が行く!〜みなと横濱はバラでいっぱいの巻 [後編]

山手から坂道を下ってくると、海の真ん前に広がるのが山下公園! ここには、気候変動に強い品種を集めた「未来のバラ園」があるんだ。 横浜港のシンボルとして係留されている「氷川丸」のすぐ近くだよ。 氷川丸は、戦前から唯一現存している日本の貨客船で、…

柴犬、時晴(ときはる)が行く!〜みなと横濱はバラでいっぱいの巻 [前編]

こんにちは、時晴ときはるです! 随分とご無沙汰しましたが、すごく暑くなってきましたね。 でも、ボクは毎日元気にお散歩しています。 今日は今の季節、満開のバラの花でいっぱいの横浜を紹介するね! まずは、山手の「港の見える丘公園」にあるローズガー…

大学合格、梅花こぼるる

京都 北野天満宮から寄贈いただいた御神木「寒紅梅」が、昨年末、御本社に先駆け見事に開花。禰宜様から、"瑞兆なり"というお言葉を頂戴して迎えた大学合格発表。なんと、東京大学に3名(うち現役2名)の合格者を出すことができました。その前日には、まだ前期…

柴犬 時晴(ときはる)が行く! ~初めてのお花見の巻

こんにちは、時晴(ときはる)です!春、爛漫のお散歩日和が続いてますね。ボクんちの近くでもあちこちで桜が満開なんだけど、中でもダントツは何と言っても「青山墓地」!うーん、桜って本当にキレイだなぁ。青山墓地はとっても広くて、沢山の桜が咲いてるん…

新春を寿ぐ銘菓~亀末廣『京の十二月』〔前編〕

史上最強クラスの寒波に震え、大雪に翻弄されている内、いつの間にやら一月も今日で終わり。もう幾つか寝ると節分、その翌日には立春と、暦の上では新たな春がスタートします。そんな新春を寿ぐ、とっておきの銘菓をご紹介します。 京都の菓子司「亀末廣」の…

寒紅梅の如く〜厳冬に先駆けて咲かん

新年あけましておめでとうございます。 新春の風に早(はや)その香を託すかの如く、京都 北野天満宮から作新学院に寄贈された御神木「寒紅梅」が、愛らしい紅をほころばせ始めました。 北野天満宮は、菅原道真公を御祭神として祀る全国約1万2000社の天満宮、…

柴犬 時晴(ときはる)が行く! 〜初めてのイルミネーションの巻

こんにちは、時晴(ときはる)です!早いもので、もう12月…ということで、お散歩コースの表参道で始まったクリスマスイルミネーションを、初めて見に行きました!毎年恒例の表参道イルミネーション。11月30日に点灯式が行われ、今年はなんと10万個以上の電飾…

菊華咲き誇る 秋の園遊会

澄みわたる青空の下、天皇皇后両陛下主催による秋の園遊会が、11月9日赤坂御苑で催されました。昨年は三笠宮崇仁殿下の御逝去により、秋の園遊会が中止となったため、菊花や紅葉に彩られた赤坂御苑を歩かせていただくのは久方ぶり。そして、今上陛下(明仁天…

山中伸弥氏 『教育対論』 ~未来を拓くということ~〔3〕

【対談を終えて】 「獅子搏兎(ししはくと)」(獅子は兎を捕えるにも全力を尽くす)。 対談を終えての率直な印象です。 山中先生には、科学技術政策を通じこれまで10年に亘りお話を伺ってきましたが、印象は常に優しく穏やか。ところが今回、対談開始から凄…

山中伸弥氏 『教育対論』 ~未来を拓くということ~〔2〕

10年後が予測できない世の中ですから、 「直線型」だけでなく「回旋型」の 人材も大切。 ラボでは、回旋型人材をどんどん輩出してほしい。 ―山中伸弥氏 アプローチは、変遷していいと思うんです。 こうありたいというビジョン、 世の中を少しでも良くしたい…

山中伸弥氏 『教育対論』 ~未来を拓くということ~〔1〕

(前略)21世紀最大の偉業と言われるiPS細胞の生みの親として、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授。 医師を志した高校時代から変わることのない、「人を救いたい」という一念に突き動かされるように、受賞後もなお研究成果の実用化に向け、世界の…

「作新アカデミア・ラボ」『コンセプトBOOK』〔19〕

ー「一校一家」のもとに 総合学園、作新学院 ー 「一校一家」の校風のもと、約5,800名が集う総合学園として発展してきた作新学院。 萩野公介選手が“オリンピックで金”、硬式野球部が“甲子園で金”を成し遂げた2016年、その快挙を記念して、各設置校の在校生、…

「作新アカデミア・ラボ」『コンセプトBOOK』〔18〕

作新アカデミア・ラボ設計者 建築家 鈴木エドワード先生 作新アカデミア・ラボは、学院創立130周年を記念し、教育理念を具現化したシンボルとなる施設として設計しました。 キャンパス全体の新たな「顔」、そして「ゲート」となることを基本に考え、建物の形…

「作新アカデミア・ラボ」『コンセプトBOOK』刊行〔13〕

3.DINING LAB-2 (ダイニング・ラボ) ー “食”を通じて健やかな心身を育む 「食育」の実践 ー 子どもたちが豊かな人間性を育み、生きる力を身に付けていくためには何よりも「食」が重要です。 しかし近年、ライフスタイルの変化や食環境の変化により、栄養の…